NINETEENTH GUIDE
新築建売の固定資産税、
いつから・何を確認する?
住宅ローン返済額だけでなく、購入後にかかる税金も資金計画に入れます。固定資産税は「販売価格」ではなく、自治体の評価額を基に計算される点が大切です。
新築建売を購入すると、翌年度以降の固定資産税・都市計画税が家計の固定費になります。税額は物件価格や「新築だから半額」という言葉だけでは決まりません。土地と建物を分け、自治体が決める評価額と適用条件を確認します。
1誰がいつの分を払うのか
固定資産税は、毎年1月1日に土地・家屋を所有している人に課税される市町村税です。売買の年に、売主・買主の間で日割り精算を行うことがありますが、これは売買契約上の精算であり、納税義務者の考え方とは別です。精算の起算日、対象税目、金額の根拠を契約前に確認してください。
| 確認対象 | 確認する内容 |
|---|---|
| 土地 | 住宅用地の扱い、評価額、都市計画税の有無 |
| 建物 | 家屋評価額、新築住宅の減額の可否・期間 |
| 引渡し年 | 売買時の精算方法と、翌年度の納税見込み |
2新築住宅の減額を確認
国土交通省の案内によると、一定の要件を満たす新築住宅は、家屋に係る固定資産税が戸建てでは原則3年間、2分の1に減額される措置があります。適用期限・床面積・建築時期などの条件があるため、すべての新築建売に同じ条件で当てはまるわけではありません。
減額期間が終わった後は、税額が「増税」されるのではなく、減額前の水準に戻ります。購入後の4年目以降も含めた資金計画にしておくと安心です。
3見積もりで見る項目
- 今年度の固定資産税・都市計画税の精算額と計算期間
- 土地・建物を分けた参考税額の有無
- 減額措置の対象か、いつまでか
- 引渡し後に届く納税通知書の送付先と時期
- 評価替えや周辺の都市計画税を含む、自治体確認の必要性
仲介手数料、登記、ローン費用と混ぜず、税金として別枠で見積もりに入れてください。諸費用全体は新築建売の諸費用ガイドでも整理しています。
4購入前の聞き方
「固定資産税はいくらですか」だけではなく、「この号棟の土地・建物それぞれの参考額と、減額がある場合の期間を確認したい」と聞くと、確認したい内容が伝わります。正確な税額は自治体の評価・課税を経て決まるため、参考額は確定額ではない点も理解しておきましょう。
物件URLから費用の確認順を整理する
気になる新築木造建売のURLを送ると、取扱可否と仲介手数料の条件を確認します。税金・登記・融資などの実費は、個別の見積もりで分けて確認します。